警察署協議会

Conferences with local community

警察法が改正されて警察署協議会制度が発足し、三沢警察署協議会は、平成13年6月に設置されました。
現在の委員は、青森県公安委員会から委嘱された次の7名です。
【会長】
 小向 広一
【副会長】
 髙村 公章
【委 員】
 大山 宏樹 小向 香織
 高山 環奈 種市 博幸
 村田 昭子 (敬称略五十音順)

令和5年度第3回 三沢警察署協議会議事録

1 開催日時
 令和6年2月20日(火)  午後3時00分~午後4時10分

2 開催場所
 三沢警察署 3階講堂

3 出席者
○ 協議会委員 7人
 小向広一委員(会長)、髙村公章委員(副会長)、小向香織委員、大山宏樹委員、村田昭子委員、種市博幸委員、高山環奈委員 
○ 警察署 11人
 署長、副署長、警務課長、生活安全課長、刑事課長、地域課長、交通課長、警備課長、会計課長、渉外官、事務局(警務課員)
○ 新任警察官 3名

4 協議会の開催内容
 (1) 開会
 (2) 会長あいさつ
 (3) 署長あいさつ
 (4) 新任警察官の紹介
 (5) 議事
 ア 代表者会議の結果報告
 イ 令和5年の事件・事故等の発生状況について
 (ア) 交通課
 ○ 交通事故発生状況について
 ○ 飲酒運転関係事故の発生状況について
 (イ) 生活安全課
 ○ 特殊詐欺認知件数について
 (ウ) 刑事課
 ○ 刑法犯の認知・検挙件数・検挙人員
 (エ) 質疑・応答

【三沢署管内の令和5年度の暴力団関係の状況について】
〔質問要旨〕
 不当要求防止責任者講習を年末に受講しました。
 私も、10数年前に、右翼系の男から、機関誌を送られ活動援助を迫られた経験があります。
 その時は、刑事課の方に相談させて頂き固辞する事が出来ました。
 それまでは、頻繁な電話や威圧的な言動で、不安な日々を過ごしたことが思い出されます。
 三沢署のHPで、令和4年まで暴力団検挙数、人員が微増していますが、令和5年度の状況は如何でしょうか。
 昨今の事案など紹介頂ければ幸いです。
 また、
  “暴力団追放三ない運動+1”
 などを周知して特殊詐欺などの防止をして頂きたいです。 (小向広一委員)
〔回答要旨〕
 ○ 暴力団検挙状況について説明します。
 ホームページに掲載されているとおり、検挙件数と検挙人員については
  平成30年 74件、76人
  令和元年 60件、54人
  令和2年 41件、61人
  令和3年 72件、68人
  令和4年 93件、71名
 となっており、令和5年は、
  61件、62名
 と減少している状況です。
  減少の理由は、暴力団排除活動や社会復帰支援の効果により、発生件数が少なくなっているためと考えています。
  検挙状況については、暴行・脅迫等の粗暴犯や覚醒剤等の薬物事件が多くを占める状況となっています。
  暴力団追放三ない運動+1については、お配りしたティッシュを活用するなどして広報活動に努めています。
  暴力団に関する相談、情報提供がありましたら三沢警察署まで連絡願います。(刑事課長)

【特殊詐欺の新しい手口や被害状況等について】
〔質問要旨〕
 令和6年に入り新年早々セブンイレブンを名乗る者から、LINEアプリで『お年玉プレゼント』の偽装メッセージが複数の友人から送られてきました。
 内容は、20人に送ると5万円当たるというもので、URLに誘導して個人情報を盗むといった手口のようです。
 年始等の節目には、必ず特殊詐欺等が活発化しているような気がしますが、警察署の方で、年末年始の注意喚起強化等を行う計画はあるのでしょうか。
 また、新しい特殊詐欺の手口や被害状況が分かれば教えて頂きたいです。(高村委員)
〔回答要旨〕
 1 特殊詐欺被害防止活動
 現在、年末年始問わず特殊詐欺が増加している状況です。
 当署では年末年始の特殊詐欺被害防止活動として
  ○三沢市、おいらせ町の各防犯関係団体と連携した年末特別警戒
  ○年金支給日に合わせたATM付近での被害防止広報活動
  ○銀行への金融防犯活動
 を実施しました。
 2 特殊詐欺被害状況
 ⑴ 被害発生状況
  当署被害発生件数7件
 ⑵ 最近の特殊詐欺手口
 【金融商品詐欺】FX、暗号資産、金等の取引の投資名目,副業を斡旋する名目で投資を勧められ『必ず儲かる』と誘われる等
 【PCサポート詐欺】自宅のパソコンの警告音が鳴動し『ウィルスに感染しました』や、サポートセンターの連絡先等が表示され、修理名目で電子マネー等を購入させる(生活安全課長)

 【道路改善について】
〔質問要旨〕
 地域の治安や交通事故の発生を減らすための取り組みとして、おいらせ町のラーメンToki付近の陸橋通りの改善など検討してほしいと思います。(小向香織委員)
〔回答要旨〕
 「ラーメンToki付近の陸橋通り」は主要地方道三沢十和田線の大曲跨線橋付近の道路のことで、冬期間に度々、道路が凍結することにより対向車線にはみ出して正面衝突の交通事故が発生したり、単独で橋の欄干に衝突する交通事故が発生する場所であるという認識で、今冬は2件の交通事故が発生している。
 現状の交通規制は、この付近は規制は無く、夏場においては交通量も多いことから実勢速度はべらぼうに速いという状況ではないため最高速度を50キロメートルにする必要も認められず、追い越しによる事故の発生も無いことから「はみ禁(追い越しのためのはみ出し禁止)」を指定する必要性は認められない。
 よって、交通規制を検討するよりは道路構造の改善からアプローチする方が事故抑止に資すると考えられるので、機会をみて道路管理者である上北地域県民局に地域住民の意見を伝達するなど連携して事故抑制に努めていきたいと考えている。
 ※事故発生状況に応じて都度、交通規制のあり方を検討してゆく。(交通課長)

【早朝期における信号無視車両等の参考情報について】
〔質問要旨〕
 犬の散歩のため、朝3時から4時くらいに、30m道路付近を歩くのですが、信号を無視して通る車や新聞配達のバイクが目に付きます。
 夏、暑かったせいで、ヘルメットをかぶらない配達員もいました。
 最後に、仕事上警察署に行くことが多いのですが、先輩警察官の指導もあると思いますが、若い警察官が元気に挨拶をしてくれます。とてもすがすがしい思いです。
 この礼儀正しさが逮捕術優勝へつながったのではないでしょうか!!
 3月には異動の発表があると思いますが、各署での活躍を期待しています。(大山委員)
〔回答要旨〕
 同時間帯のパトロールにより違反車両を認めた場合は検挙措置を講ずることとする。
 また、昨年の夏頃に「ヘルメットをかぶっていない新聞配達員がいる。」という警察安全相談があり、付近の新聞店に対して注意指導を行っている。
 信号無視やノーヘルの違反については命にかかわる危険な交通違反であることから、街頭活動で見つけた際には積極的に取締りしたいと考えている。(交通課長)

【小学校付近の横断歩道等の設置要望について】
〔質問要旨〕
 先日、木ノ下小学校の校長先生とお話しする機会がありました。
 いろいろ要望がありました。
要望①
 木ノ下小学校の裏門側(北側)と表門側(南側)に横断歩道が欲しい。
要望②
 木ノ下小学校表門側を東西に走る道路の、東側にある交差点に一時停止標識があったら。(村田委員)
〔回答要旨〕
要望①について
 既存の横断歩道と距離が近いので新規設置は不可となる可能性が非常に高い。
 新規の設置希望であれば、既存の横断歩道を移動させることになるため、既存の横断歩道が移動になっても良いのであれば移動させることは可能であると考える。
要望②について
 木ノ下小学校表門の東側の交差点は丁字路交差点であり、優劣関係がはっきりしている。
 優劣関係のはっきりしている丁字路交差点は、現状、一時停止標識を取り外す流れになっていることから、新規設置を要望しても公安委員会の審査で不可となる可能性が非常に高い。(交通課長)

【イオン下田付近の交差点の現状について】
〔質問要旨〕
 いつも管内の安全を見守ってくださり、大変感謝しております。
 今回は、おいらせ交番(イオン下田)前の交差点について感じていることをお知らせします。
 こちらの交差点は、イオン下田から45号線に入る信号の時間が短いため、いろいろな問題が発生しております。
 ① 高齢者は青信号中に渡りきれません。
 ② バス停から来た歩行者がドライバーに気を遣って車を優先してしまうと渡れません。
 ③ ドライバーは青信号が短いため、急いで交差点に進入してくるので歩行者に気付かず接触しそうになったりします。
 ④ 渋滞緩和で左折レーンが二つになったのですが車同士の接触事故が増えました。
 私が感じている問題は以上ですが、まだいろいろとあると思います。
 もう少し青信号の時間を長くはできないのでしょうか。(高山委員)
〔回答要旨〕
 ①から③については、現状を確認するためにも交通量調査を実施する。
 信号の表示時間(信号現示)については、過去の交通量調査の結果を基に、円滑な交通になるよう最適な時間として設定されているものであるが、道路改良等により若干の交通量の変化があるかもしれないので、最新の交通状況を把握し、問題点や改善点があれば本部交通規制課の担当と検討して更に改善を図っていきたいと考えている。
 ④については、昨年秋に規制変更となり第1車線と第2車線が左折レーンとなった。
 変更直後に接触事故が増加したことから、道路管理者であるおいらせ町により標識や道路表示のほか、立て看板を設置して注意喚起を図った結果、接触事故は減少し、今年に入ってからは交通事故は発生していないと承知している。(交通課長)

【警察署施設などの改善予定について】
〔質問要旨〕
 警察署の施設や設備の改善として、例えば、待合室の快適性や駐車場の整備など改善予定などはありますか。(小向香織委員)
〔回答要旨〕
 三沢警察署庁舎の改修状況
 昭和53年3月 竣工
  平成11年11月 耐震化工事
  平成24年3月 内外装等の大規模改修
  令和4年3月 全館冷房設備工事
  令和6年1月 バリアフリートイレ改修工事(3月下旬完成予定)
 現在、1階女子トイレを女子トイレ兼バリアフリートイレに改修中です。
 改修中のトイレは、
  ○ 車椅子に乗ったまま入れる個室
  ○ オストメイト用の洗い場
  ○ 赤ちゃん用のおむつ交換台
 を備えており、完成しますと、身障者の方や乳幼児を連れた来庁者の利便性向上が、これまで以上に図られるものと思われます。(会計課長)

【警察における働き方改革について】
〔質問要旨〕
 学校の先生や看護師などいろいろな職種で、働き方改革が叫ばれていますが、警察の方々はいかがでしょうか。(小向香織委員)
〔回答要旨〕
 警察組織においても働き方改革を推進しています。
① 業務の合理化の推進
 業務の無駄と非効率を廃し、最適化によって仕事の質と業務能率を高めています。
② ワークライフバランスの推進
 ア 出退勤及び勤務の適正な管理
  時差出勤、振替え休日
 イ 長時間労働の是正
  「毎週水曜日は定時退庁」「毎月8のつく日はノー残業デー」
 ウ 年次休暇の取得推進
  目標 16日以上 取得日数5日未満の職員0%
③ 両立支援制度
 ア 男性職員の子育て参加計画書の確実な作成
 イ 配偶者出産休暇(3日)及び育児参加休暇(5日)の取得職員一人一人がやりがいを感じながら働くことができる職場作りを推進しています。(警務課長)

(6) その他
(7) 署長総括
(8) 閉会

【 開催状況 】
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令和5年度第2回 三沢警察署協議会議事録

【警察施設視察開催日時】
 令和5年10月20日(金)  午後2時30分~午後4時50分
 警備艇「みちのく」への乗船体験及び八戸警察署水上警備派出所の視察
【警察署協議会】
 日時:令和5年10月20日(金)午後5時00分~午後7時15分
 場所:三沢市内飲食店
【出席者】
1 協議会委員 7人
 小向広一委員(会長)、髙村公章委員(副会長)、小向香織委員、大山宏樹委員、村田昭子委員、種市博幸委員、高山環奈委員
2 警察署 10人
 署長、副署長、警務課長、刑事課長、地域課長、交通課長、警備課長、会計課長、渉外官、事務局(警務課員)
【協議会の開催内容】
1 開会
2 会長あいさつ
3 署長あいさつ
4 議事
(1) 当署の業務推進状況について
 ア 交通課
  ○ 交通事故発生状況について
  ○ 飲酒運転関係事故の発生状況について 
 イ 生活安全課
  ○ 特殊詐欺認知件数について
5.意見・要望等
(1)【犯罪被害を少しでも防ぐための今後の取り組みや啓発活動について】
[質問]
 防犯パトロール・子ども見守り隊活動以外にも日常生活の中で、地域や個人でできる様々な防犯活動や取り組みがあると思われる。
 犯罪被害を少しでも防ぐため、今後、取り組む啓発活動をどのように考えているのか伺いたい。(小向香織委員)
[回答]
 現在のところ、当署での防犯活動として
  ○ 毎月22日を『ツーロックの日』と称して三沢駅において自転車への施錠呼び掛け、ワイヤー錠の交付
  ○ 年金支給日に合わせての警戒活動
  ○ 季節における防犯パトロール活動(夏期におけるキャンプ地等)を実施しています。
 このほか警察では地域住民の方と協力して
  ○ 散歩しながらの児童見守り『ながら見守り』
  ○ 地域の皆様と侵入窃盗等を防止するための『地域防犯診断』
  ○ 登下校の児童とあいさつを交わし防犯意識を高める『あいさつ運動』
 を実施するとともに、学校関係機関等と連携して対応しています。
 今後は、地域住民の皆様に地域の防犯意識を高める取り組み等を行っていきたいと考えております。
 各地区には防犯ボランティアとして活躍している方々や防犯指導隊の隊員がおりますので、既存の団体と連携の上、負担等の軽減に配慮した活動を目指して行きたいと考えています。(生活安全課長、代読警務課長)
(2)【各種イベント等での交通規制等で、事故や事件等のトラブルの発生について伺いたい。】
[質問]
 新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行となり、各地でイベント(アメリカンデー、七夕まつり、三沢・下田・百石まつり、航空祭等)が開催されました。
 昨年の縮小した行事を除き、4年振りの開催となりましたが、交通規制や誘導等を含め、イベント開催時における事故・事件等のトラブルはありましたか。(種市博幸委員)
[回答]
 大きな事件・事故等のトラブルは発生していませんが、新型コロナウイルスの自粛期間に、警察・主催者ともにノウハウの一部が失われ、交通規制等の内容を決定するまで時間が掛かる傾向がありました。
 今後、通常開催が続いていく中で修正可能なものと捉えています。(地域課長、代読警務課長)
(3)【高齢者による危険運転等による被害・状況等について伺いたい。】
[質問]
 8月16日、三沢市鹿中3丁目で起きた軽乗用車とトラックが民家に突っ込んだ事故の詳細を聞きたい。
 今回の事故で累計9回目という新聞記事もありましたが、原因の究明や、対策等は講じられていますか。
 また、近年高齢者の危険運転による事故が多発していますが、全国的に何か対策等の動きはありますか。
 三沢市や近隣市町村で、高齢者による危険運転等による被害状況等について聞きたい。(髙村委員)
[回答]
 ア 鹿中三丁目の交通事故について
 (ア) 事故概要
 令和5年8月16日午後1時18分頃発生、天候晴れ、国道338号を南から北へ直進した準中型貨物自動車と市道を西から東方向へ直進した軽自動車の出会い頭の衝突事故で交差点北東角の住宅兼店舗(現在、人は住んでいない)に車両が衝突したもの。
 軽自動車は55歳女性、準中型貨物自動車は59歳男性が運転。
 軽自動車の運転手から、一時停止標識に気付かず、一時停止しないで交差点に入ってしまったとの申し立てあり。
 (イ) 対策
 当署で調査した結果、平成26年以降、18件の交通事故(人身6件、物件12件)の発生が認められたと判明。
 8月24日、道路管理者(上北地域県民局、三沢市土木課、三沢市生活安全課)と警察本部交通規制課、三沢警察署合同の道路診断を実施
 ○ 警察  止まれ、停止線の引き直し
 ○ 県民局 国道338号側のドットライン引き
 ○ 三沢市 交差点直近のカラー舗装、交差点北西角敷地の生け垣の剪定、ロードミラーの角度調整、交差点注意の注意喚起看板の設置
 イ 高齢運転者による事故対策についての全国的な動き
 認知症対策、視野障害に関する広報啓発、加齢に応じた運転の在り方に関する交通安全教育、運転免許証の自主返納、運転適性相談の充実・強化、先進安全技術等の装置を搭載した安全運転サポート車の普及に関する広報啓発
 ※上記は平成29年に警察庁が示した方針で、近年は特に目新しい対策はなく、サポカー普及を推進している
 ③ 高齢運転者による交通事故発生状況
 三沢警察署管内(三沢市、おいらせ町)では9月末現在、115件の交通人身事故が発生しており、うち、23件(20%)が65歳以上の高齢運転者に原因がある事故となっている。
 事故原因は安全不確認や前方不注視(考え事によるぼんやり運転など)等、原因は様々であり、高齢者だからこれが多いという特徴を示すことができないのが現状。
 青森県内、三沢警察署管内ともに平成31年4月に東京都東池袋で発生したアクセルとブレーキの踏み間違いによる自動車暴走事故のような特異重大な交通事故の発生はない。
 アクセル・ブレーキの踏み間違いによる交通事故は運転者が高齢者であったとして全国的に報道されているが、実は高齢者を含めた全年代で発生している。
 心配な方は是非、安全運転サポート車を購入するなどして自主的な対策をとるのも交通事故を防止する一つの方法であると考える。(交通課長)
(4)【高齢者ドライバーの交通事故を防ぐためのタクシー利用の推進について伺いたい】
[質問]
 高齢者ドライバーの交通事故を防ぐためにタクシー利用を強力にアピールしていただきたい。
 私の、78歳になった母は、今年運転免許証を更新しました。しかし、自動車の運転は5年以上させていません。原付バイクで買い物や病院に行くために運転免許証を更新しました。
 家族はもう更新しないよう説得していますが、「何年もバイクに乗っているから大丈夫」と言って納得してくれません。
 そこでタクシーがもっと便利に利用できたらと思います。運転免許証を持っているいないに関わらず、70歳以上の高齢者にタクシー料金を半額で利用して貰うなどの施策の検討や、自動車の購入、管理、維持の金額を考えるとタクシー利用が安上がりであることをアピールするなど、高齢者が車を運転することの危険性のほか経済的なマイナス面を周知してもらいたい。
 近年の高齢者は全国的に見ると元気なことは分かりますが、青森県の高齢者は他県に比べると健康部分がかなり劣っています。
 公共交通機関が発達していない青森県独自の高齢者ドライバーに向けての特典のようなものを用意してアピールして頂ければ幸いと思います。
 高齢者が車を運転しなくても、楽しく生活できる社会(青森県)を目指していただきたい。(高山環奈委員)
[回答]
 ア 原付バイクの運転について
 原付バイクは便利な乗り物であるものの、自動車運転者からは把握しづらいという特徴もあるので運転の際は確認を徹底していただき交通事故を起こさないのはもちろんのこと、もらい事故に注意すること必要がある。
 今後も継続して運転免許証の自主返納を、御家族、御親族、御友人から勧めていただきたい。
 イ タクシー利用のアピールについて
 自動車は維持、管理、保険、事故発生時の補償等をトータルで考えれば年間の費用はタクシー利用のほうが安上がりになることは、都市部や地方都市等ではそのとおりであるが、過疎地では自動車を利用し続けた方が経済的負担額が小さいという情報もあるため一概に推奨できるものではないが、環境問題を考える上ではタクシーに限らずバス、電車等の公共交通機関を積極的に利用したり、家族親戚や友人、地域住民との乗り合いを利用することはこれからの時代のために必要なことだと考えられる。
 また、運転免許証の自主返納に係る支援事業については警察本部で対象事業者拡大に向けて取り組んでおり、その内容については県警ホームページに掲載し、公表している。
 ウ 自主返納について
 運転免許証の自主返納については、三沢警察署取扱いで令和3年205件、令和4年159件と推移しており、本年7月末現在で96件(前年同期比+10件)となっている。
 運転免許証の自主返納を推進するために、自主返納時の地方公共団体や民間事業者における支援をどこまで手厚くできるか、また、都市部と同様の交通環境を提供できるかがポイントである。
 その点、三沢市は自主返納する際の運転経歴証明書申請代金や写真代金が補助されているほか記念品(1万円)を贈呈するなど、県内では手厚い支援がなされている。
 三沢警察署としては三沢市やおいらせ町主催の公共交通会議や交通安全講話等の機械をとらえて自主返納を推奨しており、今後も継続していきたいと考えている。(交通課長)
(5)【信号機が歩車分離式になった理由を伺いたい】
[質問]
 おいらせ町青葉地区のローソン近くの信号が、歩車分離式になりましたが、理由を伺いたい。(村田委員)
[回答]
 ア 理由
 令和3年1月に同交差点において交通死亡事故が発生し、以後の抑止策として歩車分離式とし、本年3月24日に運用が開始された。
 イ 事故詳細
 令和3年1月22日午後6時6分頃、トラック(事業用中型貨物自動車)が三差路の信号交差点を走行する際、赤色信号を無視し、横断歩道を青信号で横断していた歩行者(木ノ下中学校2年生、男性)に衝突し、頭部骨折等で死亡させたもの。
 ウ 歩行者目線での注意点
 「信号機は守る。」という基本を厳守すること。
 青信号で横断歩道を横断する際も、特に冬期間は滑走した車両が突っ込んでくる可能性があることを念頭に安全確認を徹底することが大切である。(交通課長)
(6)【回答を受けての村田委員からの意見】
 信号機を歩車分離式に変更しただけでは対策は不十分と考える。
 平日の午前7時05分~7時10分ころは、歩行者、自転車も共に信号を守らずに道路を横断しているところをよく見掛けますし、車両は、青色信号になる前にゆっくり走り出している状況にある。
 住民に、歩車分離式が浸透していない。
 また、信号サイクルの「黄色信号」から「赤色信号」へと切り替わる時間が早いと感じている。
(7)【交通課長意見】
 街頭監視を実施しながら信号サイクルの実態(交通量等)を確認、その結果によって信号サイクルの変更を検討する。
6.署長総括
7.閉会

【開催状況】
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令和5年度第1回三沢警察署協議会

【開催日時】
 令和5年6月20日(火)  午後2時00分~午後4時15分
【開催場所】
 三沢警察署 3階 会議室
【出席者】
 協議会委員6名、警察署11名
【委嘱状】
 三沢警察署協議会委員に対する委嘱状の交付
【議事】
 1.令和5年5月末現在の三沢警察署管内における業務推進状況について
 (1)警務課
  ・相談受理状況について
  ・被害者支援状況について 
  ・警察官採用募集活動について
 (2)生活安全課
  ・街頭犯罪抑止対策について
  ・非行少年の補導状況について
  ・犯罪抑止活動について
 (3)地域課
  ・警ら用無線自動車活動状況について
  ・雑踏警備関係について
 (4) 刑事課
  ・刑法犯認知・検挙件数について
  ・特殊詐欺の認知件数について
 (5) 交通課
  ・交通事故発生件数について  
  ・米軍関係事故件数について
  ・交通事故抑止活動等について
 2.意見・要望等
 [質問]
 不審者訓練は、どういった場所で、どういうことがなされているのか教えていただきたい。
 [回答]
 不審者訓練は、各学校の要望に応えて生活安全課・交番・駐在所で対応しています。
 [質問]
 先程、6月9日に標識が倒れる事故が起きた後に点検を実施しているとのお話がありましたが、点検はどの程度進んでいるのでしょうか。
 [回答]
 三沢警察署管内には約3千本の標識があります。
 事故のあった、おいらせ町内には、約900箇所あり、先週の段階で全ての確認を終え、今すぐ壊れそうな標識はないとの報告を受けています。
 引き続き、三沢市内の標識の点検になりますが、なるべく早く確認して終わらせたいと考えています。
 [質問]
 私は、三沢市教育委員会に所属していますが、その立場から、一つのお願いと感謝について申し上げます。
 まず、感謝についてですが、以前の協議会で小学校の通学路(かっぱ寿司前)の交差点に横断歩道を設置してもらったことと、あおば温泉に差し掛かる手前のY字路等の道路をきれいに直してもらいました。早急に対応してもらいありがとうございました。
 次に、お願いですが、各小・中学校に教育委員会として学校訪問をした際、学校からの連絡があり、生徒たちの登下校時のパトロールをして頂いていることで、子供や保護者から、パトカーやおまわりさんの姿を見れば凄く安心できる。との声が出ていました。
 これからも引き続き、地域や警察署と学校関係(教育委員会)で連携していければ良いと考えています、どうぞ宜しくお願いします。
 防犯カメラの設置について、必要性が求められていますが、民間での設置となり、公的機関でも普及されないのでしょうか。
 [回答]
 当署管内では、三沢市の武道館敷地内に防犯カメラを設置しています。
 防犯カメラ自体は、支援事業の取り組みとして支援金で購入しています。
 使用目的を自主防犯として、町内会が申請することで設置費用や管理費(電気代)は三沢市で負担している。
 今後も、三沢市やおいらせ町と連携し事件・事故が発生している箇所等の防犯 カメラ設置を積極的に働きかけていきます。
 [質問]
 4月1日から、自転車のヘルメット着用が努力義務化されましたが、三沢警察署管内の状況はいかがでしょうか。
 [回答]
 4月1日以降、三沢警察署管内で自転車被害に係る人身交通事故は3件発生していますが、そのうち2人の方がヘルメット非着用でした。
 いずれも頭部を負傷する事故ではありませんでしたが、これまでのデータからすると、負傷の程度が大きいほど頭部の損傷率が高くなっています。
 また、6月1日に、三沢市松園町において、自転車のヘルメット着用率調査を実施しましたが、12台中ヘルメット着用は4台と、3割の着用率に留まり、特に、高校生や高齢者の未着用が目立ちました。
 これまで三沢駅やビードルプラザ等において、高校生や高齢者に対して、自転車乗車時のヘルメット着用について街頭活動を実施しています。
 今後も街頭活動のほか、交通安全講話等において、自転車乗車時のヘルメット着用の必要性・重要性について広報啓発に努めていく。
 [質問]
 110番映像通信システムの、当署管内の運用状況をお知らせください。
 [回答]
 110番映像通信システムは、本年4月1日から本運用となっていますが、三沢警察署では現時点で活用例はありません。
 三沢署での活用例はないものの、初動警察活動に有効なシステムであることは充分に認識しており、いざ活用する際に遅れが生じないように教養を実施しています。
 [質問]
 警察署協議会の運営目的の説明について(高山委員) 
 [回答]
 先程、野呂委員長のごあいさつや署長のあいさつ等で、運営目的とか委員会の設立経緯についてはお分かりになったと思いますので、私からは、協議会委員の身分について説明します。
 警察署協議会委員は、地方公務員法第3条第3項2号により、「非常勤の地方公務員」となります。
 また、協議会委員については、特定公務員の選挙運動の禁止の規定は適用され ませんが、委員がその地位を利用して選挙運動をしたと判断される場合には、公職選挙法の規定に抵触する場合もあります。
 今後、皆さんのご意見を聞いて警察署の運営に反映していき安全・安心を実感できる地域にしていきたいと考えておりますので宜しくお願いします。

【会議風景】
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